アッシュベイビー

映画&本 2008/05/10

私に最高の死を下さい

彼の手から与えられる
唯一の幸せを私に下さい








アッシュベイビーアッシュベイビー
(2004/04/27)
金原 ひとみ

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本書の概要といっても、つまるところ読んでみなければわからないかもしれません。
(すみませんダメダメですね・・・)
著者は芥川賞受賞者の金原ひとみさん。彼女、結構好きなのです。本を文学としてというより、吐き溜めって感じで表現しているところが魅力的なのかも。個人的には。
「蛇にピアス」も圧巻だったしなあ。あれは凄かった。「蹴りたい背中」も、あの気怠い感じは好きでしたけど、あの暴力的なまでの文体には負けたね。

結局、著者の言わんとすることはわからなかったのですが、主人公の感じているありのままの気持ちに共感してしまうのです。
時々、その箇所を読み返しては、同じなのかなと思う。


「どうして私はこんなに汚いんだろう。どうして汚くてバカなんだろう。どうして数式が解けないのだろう。どうして私は古典が苦手なのだろう。どうして私は人の心が読めないのだろう。私を愛するモノなんて何もないと知ってしまった時、食欲や物欲や情欲や私に関する全てのモノが私を裏切ったような気がする。最初から裏切られているのかもしれない。いや、裏切るも何も私は最初から誰にも求められていないし、誰からも求められていないし、誰からも求められていないのかもしれないし、本当は誰からも求められていないのかもしれない。お願いだから誰か求めてよ。誰でもいいからさ。でもやっぱちょっとオヤジは勘弁だけど。でも誰でもいいよ。本当に誰でもいい。誰でもいい。求めてよ。お願いだから、大丈夫なの?って心配してよ。心配してよ。血を流す私を心配してよ。
(中略)・・・

とにかく私を愛して欲しいの。他の誰でもない私をね。私だけよ。私だけ愛して欲しいの。私以外の誰かを愛するなんておかしい。私以外の誰を愛すっていうの?私以外に愛する人がいるとするなら神だけよ。神と私以外は絶対に愛する価値の無い人間だから。涙を流してしまってとても醜い私だけど、言わせてもらう。もういい。私はもう愛してもらわなくていい。もう愛さないでちょうだい。ていうか愛すな。愛されるなんて私には荷が重すぎる。私なんて愛されるに値しない。私なんていらない人間だし。別に愛さなくていい。求めなくていい。何も求めないでいい。私の事なんか求めなくていい。

ただ、ただ私にほんの少しでいいから興味を持ってちょうだい。
私だけに、いや、私だけでなくていい。多くの興味を持つ事柄の中で私に、たった一ミリでもいいから、興味を持って欲しい。私は本当に、誰からも興味を持たれない人間みたいだから、とにかく誰でもいいから興味を持って。ただの興味でいいの。単なる興味でいいの。興味なんていくらでもあるでしょ。その一ミリを私にちょうだいって言ってるの。私だけじゃなくてい言ってんの。何だっていいの。何だっていい。私に関する事なら何でもいい。私に関する事でいい。私に関する事に興味を持ってよ。私私って、とっても私私してしまって申し訳ないけどさ。私は私が大好きなんだよ。私以外の事に何も興味は無いんだよ。申し訳ないけどさ、私は私って言葉が大好きなんだよ。ただ私が自分のゲル状態を確保するために私私って言ってんだよ。それがないって事はつまり、生きてないって言うのと同じ事なんだからさ。」(本書抜粋)


誰もが求めているのではないでしょうか。
ここまで曝け出している訳ではないでしょうけれども、それでも、何か1つ、心に刺さるものが在ると思います。

あとで思ったけど、これって本の紹介だから引用ありだよね?著作権侵害ひっかからなきゃあいいけど。
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めがね

映画&本 2007/10/26

「地球なんて無くなってしまえばいいって思ってました。ここに、来るまでは。」


めがね


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「カモメ食堂」のスタッフが織りなす、不思議なまったりゆったりストーリー。

季節は春。
ゆるりと流れる一時、焦りや不満や苛立のない島。そこでの生活。

こういう映画は本当に癒されます。
ああ、こんな世界っていいなあと思うのです。

「旅は永遠じゃないんですよ。」

そうだ。
旅は何かに突き動かされ生まれ、そうして「たそがれ」を求める。
しかしそこには必ず終わりがくる。

でも、旅はするべきなのだ。終わりが在るからこそ。

飽きるまで。「たそがれ」続けるべきなのだ。

そう思う。
めがね公式サイト
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黒い雨を浴びたカカシは何を思ったのか。

映画&本 2007/09/24

ヒロシマナガサキ


ヒロシマナガサキ

友人に宛てたメールの書き起こしレビューです。
弱冠ちぐはぐな所も在るかと思いますが、お許しを。
*一部ネタバレを含みますので、ご了承ください。

この映画は見るべきです。しかし、相当の覚悟が無ければ見てはいけません。そう思う。

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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ワルボロおおおおおおお!(笑

映画&本 2007/09/10

今日はスカッとした感じの映画をみました。

ワルボロ

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小2のころから勉強一筋のがり勉君が、”南3中”の長であり幼馴染とのけんかをきっかけに不良に走ると言う・・・。青春物語。

終始喧嘩シーンばかりですが、スカッとさせられましたー。
何故中学設定なのかが謎・・・。明らかに人材といい高校生以上な気がしなくもない。いや、しかしここはテニプリ(笑)並みにご愛嬌ということか。
いやいやそれは兎角。
つっぱねて、不良やって、親に迷惑かけて、それでも手に入れたかったものってなんだろう。そんな感じ。
そういうことを悶々考えている。しかし考えるだけじゃ半端モン。
今しか出来ないことをやれている感じにすごいいいなあと・・・。

漫画からの映像化らしい展開ですね。こういう娯楽もたまにはいいかもねん(暗いのを見過ぎなんだなあ)。

やっくん役の福士誠治さん。めちゃめちゃかっこいいんですけどおっ・・・!
はい、いつもの浮気性。
でもでも。男らしい人って感じの顔立ちですよね。すっきりしてて、綺麗ですよねえ。
松田龍平さんも好きなので、きっと綺麗で男って感じの人が好みなのかもね。

女顔はダメね。ジャニーズ系とかホントダメね。苦手。
なんか「同性にモテそうだな」と思ってドキドキしてる(笑

誠治くん。チェックだな(笑)
ワルボロオフィシャルサイト

福士誠治公式サイト
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舞城ワールド。

映画&本 2007/08/31

愛は祈りだ。僕は祈る。


好き好き大好き超愛してる。 好き好き大好き超愛してる。
舞城 王太郎 (2004/08/07)
講談社
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図書館へ行ってぶらぶらしていたところにこのドピンクの表紙を発見。
中身は・・・やはり舞城ワールド。転換の切れ方から話の飛び方からもうなんでもありなのかと。

「世界の中心で愛を叫ぶ」に似た感じが否めないのは偶然?
読んだことがないのでよくわかりませんが。
あんまり「恋愛ーー!」なものを読まない方(というか免疫がない)ので、嫌煙していたというか。
内容は読んでみないとやはり伝わらないかなと。
しかし文中の主人公の「愛」に於ける独白になんだかしみじみと感じさせるものがありました。。

祈りはあくまでも膝をついたり手を合わせたり頭をうつむかせたりして願いを言う、思う、その刹那だけに始まって終わる。

「好きだ」或は「好きなのかも」と思ったり言ったりすることでなんとなく相手を好きになることはあっても、誰かのことを好きな人が相手のことを好きだと思うとき、そう言うとき、それは全くの本心で、どんな演出もない。

祈ること、願うこと、愛すること。それのどれにも微妙な感情の表情みたいなものがあって、「メタ化」して演出することでもなくって、祈ることは誰の押しつけにもならない。
でも、「祈る」ことって、なんだか難しい。
いつも祈る時は「自分」のためな気がする。そこに自己嫌悪と罪悪感を感じてしまうところが、なにかの倫理観にとらわれているからなのかなと思ってしまう。
自分のため。恋人のため。家族のため。友達のため。知らない人のため。

むう。しかし羨ましい。
どうしてそこまで好きで好きで大好きな人間というものがいるのだろう?
それは「祈り」から生まれるものなのだろうか。
はたまた、私の幼さ故の認識力のなさからか。

むう。
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