軽快妙味。

映画&本 2007/01/15

今日は5:00に起床。その真意を汲み取ることは出来ない。
とりあえず室内温度を確かめてみる。9℃。
比較的寒い方であると考えられる。
エアコンのリモコンを徐に取り出し着ける。


・・・あれ。





あれ。壊れた?













という訳でどうも。峰山です。
極寒の地と化した室内で凍え震えておりました。
なんでエアコン壊れるかなあ・・・(泣






そろそろ本の紹介を。
現在『オーデュボンの祈り』を講読中。
今回は以前読んだ同作家の本です。


重力ピエロ 重力ピエロ
伊坂 幸太郎 (2006/06)
新潮社

兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは―。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。

兄弟愛が繊細に描かれている作品。
互いにどうしようもなく依存し合っているのだなあと。
いや、本来家族の愛情はこんな風な繋がりであるのかもしれません。


「深刻なことは陽気に話すべきなんだ」


この『重力ピエロ』の言葉の一行で物語全体を見て取れるほど、軽快に展開していく。

・・・なのに。
なのに扱う題材、文内で論議されている議題はとても重い。
強姦・レイプ・癌・殺人・暴力・凶行・グラフィックアート(乃至無断路上落書き)など。
理屈では到底解決されない狂行。
嫉妬と羨望で卑下と後ろめたさと感じる摂理。
生まれてこなければよかったと思って生きている人の
生き様そのもの。

重い。・・・普通に笑えんなあ。
しかしそれは重力ピエロ。重力などまるでないかのように踊るピエロの如く軽快妙味。
伊坂氏の文体はどこか静寂の雰囲気を纏っていて、
『オーデュボンの祈り』とはまた違った淡々とした雰囲気が
とても好いです。きっとこの優しさや淡さこそ伊坂氏の味なのかなと思います。

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