衝撃

映画&本 2007/02/10

どうも。2月に入って妙に忙しくなりました・・・
しかし本を読むことは欠かさず。

今回は私自身大変ショックを受けた実話本。

19歳―一家四人惨殺犯の告白 19歳―一家四人惨殺犯の告白
永瀬 隼介 (2004/08)
角川書店
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92年、千葉県市川市で一晩に一家四人が惨殺される事件が発生。現行犯で逮捕されたのは、19歳の少年だった。殺人を「鰻をさばくより簡単」と嘯くこの男は、どのようにして凶行へと走ったのか?暴力と憎悪に塗り込められた少年の生い立ち、事件までの行動と死刑確定の道のりを、面会と書簡を通じて丹念に辿る著者。そこで見えた荒涼たる少年の心の闇とは・・・。人間存在の極北に迫った、衝撃の事件ノンフィクション!
(本書巻末より)

現代では19歳の犯罪なんてざらですが、やはり残虐さには目に余る行為には変わりないのだなあと。

暴力。支配欲。性欲。

強姦。孤独。そして、殺戮。

これが現実に進行形で起きている日常なのだろうかと思うと震えました。例えば突然家に帰ってきて待っていたのは見知らぬ男。そいつにいいように弄ばれ、金を奪われ、強姦され、そして殺される。
女は犯される。男は何度も刺す。刺す。刺して刺す。




−−だが強姦は、性欲の解消以上に、優越感と自信を与えてくれることを知った。それまでの鬱屈した気分がウソのようにスカッとした。今まで味わったことのない、「これだ!」という何かが掴めた気がした。セックスと暴力はつながっている、と確信した。(本文より抜粋)




強姦とは・・・、いや、セックスとは男性にとってどういう位置にあるものなのでしょうか。私は女(少なくとも女性的肉体傾向を意識しており、自身もまた女性であろうと自覚しているため)なので、そういうところが良く分からなくなります。ただショックで。
強姦、犯す、ファック。
女の私にとってすべて恐怖対象ですし、誰しもが恐怖するところだと思います。
・・・なんていうんですか。これが現実に起きたことで、私もそうなりうるということは分かりました。
男性に対して気を抜けないということは確かです。
スミマセン、皆必ずしもこんな最低な野郎なんかじゃないというのは百も承知でのことですが。
しかしある時期から男性に対して異常な恐怖心というか、触れられただけで泣きたくなるほど苦しくなるようになってしまったのも事実で。


19歳、まっさかりじゃないですか。

女は所詮受身なんです。暴力でこられたら適わないんです。
そう思えば思うほど、どんどんどんどん泥沼にのめり込んで、偏見という視界から出しか「男(自分を男だと自覚しているもしくは女性に対して性的関心を持つ)」を見れなくなってしまいそうです。


今まで再三言ってきたことですが、
私は実際に経験したこともないし、彼の、被告の苦しみも何もわかりません。全てが想像の範囲でしかない。
犯された女性たち、嬲り殺された家族の人たち、親族・・・。
全てが絡まって紡がれた狂想曲が、私の胸を荒げ擡げさせます。

とてもつらい話でした。


ノンフィクションモノは、こうして現実と直視しなければならないので結構きついです。人生観も影響されてしまいますね。
もっと読んでみたいです。こういうの。
そしてもっと広く物事を見れるようになりたいです。

(小説本文中で犯されるという言葉が何度も使われていましたが、それに物凄い抵抗感を覚えました。それはパトスにも似た、ほんの一瞬においての表現に対応していたから)

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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